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ドクターズコラム

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ED治療薬ってどれがいいの?—PDE5阻害薬の選び方と注意点—
「薬の名前は聞いたことがあるけれど、結局どれを選べばいいの?」 ED(勃起不全)の内服治療の中心は、PDE5(ホスホジエステラーゼ5)阻害薬です。性的刺激で分泌される一酸化窒素(NO)→cGMPという“勃起の合図”を分解しにくくして、陰茎海綿体の血流を保ちやすくします。いわゆる“気分を高める薬”ではなく、刺激があって初めて働く点が大切です。 目次 PDE5阻害薬の種類(国内で処方される主な3剤) 服用タイミングのコツ うつとの関係(気分・薬・性機能) 生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常)とED 妊活への影響 相互作用(ここが最重要) まとめ:薬選びは“生活のリズム”で決まる 1. PDE5阻害薬の種類(国内で処方される主な3剤) ①シルデナフィル(例:バイアグラ/ジェネリック) 効き始め:目安30〜60分。持続:4〜5時間ほど。実績が長く、ジェネリックも多いのが強みです。一方で食事、特に脂っこい食事の影響を受けやすく、効きが遅れたり弱まったりすることがあります。 ②バルデナフィル(例:レビトラ/ジェネリック) 効き始めが比較的早い(15〜3
6月9日


ピルを正しく知ろう:日本で普及が遅れる理由と上手な活用法
「生理痛で仕事や学業に支障が出る」「生理前のイライラが辛い」「確実な避妊方法を知りたい」このような悩みを抱える女性は少なくありません。婦人科のクリニックには、生理前後の症状や避妊に関する相談が多くあります。こうした悩みを解決する有効な選択肢の一つが「ピル」ですが、日本ではまだ十分に普及しているとは言えません。今回は、ピルについて正しく理解し、より快適な生活を送るための知識をお伝えします。 目次 ピルとは? 日本ではピルの普及が遅れている? ミニピルの効果・特徴 内服方法 まとめ ピルとは? ピルとは、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲスチンを配合した経口避妊薬です。1日1回決まった時間に服用することで排卵を抑制し、99%以上の高い避妊効果を発揮します。避妊だけでなく、生理痛の軽減、月経過多の改善、PMS(月経前症候群)の緩和、生理周期の安定化など、女性の生活の質を向上させる様々な効果が期待できます。近年では、プロゲスチン単体の「ミニピル」も認可され、より多くの女性が自分に合ったピルを選べるようになりました。 また、生理痛や月経前症状によ
6月9日


ED(勃起不全)とは?
EDは、満足な性行為をするために十分な勃起ができなかったり、それを維持できなかったりする状態が続くことを言います 。 単に「性生活の悩み」と思われがちですが、実はもっと深い意味があります。ペニスの血管は、心臓の血管よりも細いため、体全体の動脈硬化(血管が硬くなること)が進むと、一番先に症状が出やすい場所なのです 。そのため、EDは「体全体の血管が詰まり始めているよ」という重要なサイン(センチネルサイン)と捉えられています 。 病院では、EDの背景に「糖尿病」「高血圧」「肥満」「タバコ」などの生活習慣病が隠れていないかをセットで調べることが、将来の大きな病気を防ぐためにとても大切です 。 目次 体の中で何が起きているの?(病態生理) EDの原因 どんな治療をするの? 安全性と注意したいこと 最後に:先生からのメッセージ 1. 体の中で何が起きているの?(病態生理) 勃起は、神経・血管・ホルモン・心の動きがチームワークを発揮して起こる生理現象です 。 スイッチが入る:性的刺激を受けると、副交感神経が働いて「一酸化窒素(NO)」という物質が出ます 。
6月1日


体のサインと体質タイプからみる漢方ダイエット
近年、SNSや美容クリニックでも、漢方をダイエットや体調管理に取り入れることへの関心が高まっています。食事制限や運動がなかなか続かない場合でも、体質や体のバランスに目を向けながら内側から整えていくという考え方は、無理なく取り入れやすい方法の一つです。急激に体重を落とすのではなく、むくみが引く、便通が整う、体が軽く感じられるといった変化を重ねながら、結果として痩せやすい体質に近づいていく。それが漢方ダイエットの特徴です。ただし、服用するだけで短期間に大きな変化が得られるようなものではありません。自分の体質に合ったものを選び、安全性に配慮しながら取り入れることが大切です。生活習慣の見直しと併せて適切に用いることで、より効果的になります。今回は、漢方の基本的な考え方、ダイエットに用いられる代表的な処方、効果の現れ方、注意点について整理します。 目次 漢方ダイエットの考え方 漢方薬のダイエット効果 注意点や安全性 服用効果がみられる期間 まとめ 1. 漢方ダイエットの考え方 漢方は中国に起源を持ちながら、日本で独自に発展した東洋医学のひとつです。西洋医
6月1日


女性の髪の悩みとライフステージ別の向き合い方
男性の薄毛は悪玉男性ホルモンと呼ばれるジヒドロテストステロンが原因となることが分かっています。 しかし、女性の毛髪は、「加齢」「女性ホルモンバランス」「栄養状態」「心理的ストレス」といった内的因子の影響を強く受けます。髪は単なる外見要素ではなく、自己像(body image)と密接に結びつき、社会的自信や行動範囲、さらにはQOL(生活の質)に直結します。本稿では、出産後・ストレス関連・更年期という代表的なライフステージ別に、病態生理と心理的影響、そして適切な医療的サポートを整理します。 目次 出産後:分娩後脱毛症(産後脱毛) ストレス関連脱毛:円形脱毛症など 更年期:女性型脱毛症(FAGA) 髪と心理の相関 包括的サポートの重要性 1. 出産後:分娩後脱毛症(産後脱毛) 女性ホルモンの代表格であるエストロゲンは髪の成長期を延長させる効果があります。妊娠中はエストロゲン優位となり、髪が成長します。そのため抜け毛は減少し、毛量が増えたように感じる方が多い状態です。 しかし出産後、ホルモンが急速に非妊娠時レベルへ戻ることで髪の毛が休止期へ一斉移行し、
6月1日


AGA治療薬における個人輸入のリスクと肝機能への影響
AGA(男性型脱毛症)は、思春期以降の男性に発症する進行性の脱毛症で、日本人男性の約30%が罹患しています。現在、有効な治療薬としてフィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルが使用されています。しかし近年、これらの治療薬を個人輸入により入手し、医師の管理なく使用することで重篤な副作用を引き起こすケースが報告されており、安全性の観点から大きな問題となっています。 目次 国内承認薬と個人輸入薬の違い 個人輸入のリスク AGA治療薬の肝機能への影響 安全な治療のための検査とモニタリング 症例紹介 肝機能障害が懸念される場合の代替療法 まとめ 1. 国内承認薬と個人輸入薬の違い 国内承認薬 厚生労働省による厳格な品質・安全性・有効性の審査を通過 製造から流通まで徹底した品質管理 医師の診察・処方により適切な使用が担保 副作用発生時は医薬品副作用被害救済制度の対象 個人輸入薬 品質・安全性が不明 偽造医薬品や成分過不足のリスク 医師の管理なく自己判断で使用 健康被害発生時の救済制度対象外 すべて自己責任での使用 2. 個人輸入のリスク...
6月1日


