初めてのAGA治療、抜毛の原因と治療について
- 4 日前
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AGAとは「Androgenetic Alopecia」の略で男性型脱毛症を意味します。思春期以降、男性ホルモンが顕著となる青年期から目立ち始め、日本人では頭頂部がO字型に抜けることが多いです。また、前頭部の側方からM字型に抜け始める事も多く、両者がつながりU字型とみなされることもあります。発症率は、全年齢平均で約 30%,20 代で約 10%,30 代で 20%,40 代で 30%,50代以降で 40 数%と年齢とともに高くなります。AGAの原因や治療薬、副作用について解説しますので、AGA治療を検討している方はぜひチェックしてください。
1. 原因やメカニズム
脱毛の主たる原因物質はDHT(5α-ジヒドロテストステロン)と呼ばれ、テストステロンが5α-リダクターゼによって還元されて生成されます。DHTは毛根に作用して成長期を短縮させる作用があるため、髪が太く長く育つ前に抜けてしまいます。
2. 治療法
治療法としては5α-リダクターゼの阻害剤を内服するのがおすすめです。代表的な薬としてフィナステリドとデュタステリドの2種類あります。これらは前立腺肥大の治療薬として長く使われており、安全性が確立している薬です。
5α-リダクターゼにはI型とII型の2種類があり、フィナステリドはそのうちI型のみを阻害し、デュタステリドは両者を阻害できます。そのためデュタステリドは頭皮のDHTレベルを最大90%低下させるのに対し、フィナステリドは60-70%程度しかDHTレベルを低下させられないとされています。結果として、デュタステリドの方が最大で3倍ほど発毛能力が高いとされており、特に容態に問題が無い場合にはデュタステリドを選択される方が、治療効果を感じやすいと言えます。
3. 初期脱毛とは
これら薬の使い始めに初期脱毛と呼ばれる現象があるとされています。具体的には治療開始から2週間~1ヶ月後に始まり以降徐々に落ち着き、髪の成長サイクルが切り替わる際、古い毛が抜け落ちるためおこる等とされていますが、これらに関する学術論文はなく、日本皮膚科学会のガイドラインでも特に述べられていないので、過度に恐れる必要はないでしょう。
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4. 副作用
主な副作用として、デュタステリドで1%未満~10%未満で性欲(リビドー)減退、勃起不全、射精障害(精液量減少など)がみられます。ほかには1%未満で乳房の張り・乳房痛、女性化乳房、乳頭痛・乳房不快感があると言われています。これらの女性ホルモンによると思われる副作用は、余剰となったテストステロンからエストロゲンへの変換が進むことによると思われ、明らかな場合は内服を中止した方がよいです。
フィナステリドでは男性ホルモンを弱める作業が弱いためかこれら副作用の頻度はデュタステリドより低い傾向があります。また、 デュタステリドは主に肝臓の酵素CYP3A4で代謝されますが、 COVID-19治療薬やHIV感染治療薬として使われるリトナビルはこの酵素を阻害するため、デュタステリドの代謝が遅れ、血中濃度が高まり前述の副作用をおこす可能性が高くなるため注意が必要です。
5. 海外製の個人輸入リスク
海外から輸入された薬を使う場合、フィナステリドが多い背景には、日本と欧米で使用量の違いがあるからかもしれません。
また、海外では内容物の量・成分が保証されていないニセ薬が多く流通していることを理解しておかなければなりません。個人輸入した医薬品による健康被害は、「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となりますので、医療機関にて国内正規品を処方してもらうのが安全です。
6. さいごに
AGAは進行性の脱毛症であり、正しい知識を持ち、早期に適切な治療を始めることが何より重要です。治療薬の効果や副作用を正しく理解し、自己判断や個人輸入に頼らず、医師の管理下で継続することで、安全かつ効果的な治療が期待できます。気になる症状があれば、まずは一歩踏み出し、医療機関で相談してみてください
7. まとめ
トラネキサム酸は、シミ予防と抗炎症を同時に叶える成分です。特に刺激に弱い敏感肌の方も始めやすく、内服と外用のダブルケアもおすすめです。まずは毎日のケアに一つ取り入れることから始めてみてはいかがでしょうか?
執筆者
執筆:佐藤 克二郎 先生(医師)
経歴:
平成14年 東京大学医学部付属病院形成外科 美容外科・美容皮膚科外来担当 (平成17年まで)
平成15年 日本形成外科学会専門医認定
平成16年 東京大学大学院医学研究科外科学 修了 甲種博士号(医学)
平成21年 学芸大西口クリニック 開業 現在も同じ
参考文献
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