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ドクターズコラム

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ピルを飲む前に知っておきたい基礎知識
月経痛や周期の乱れなど、月経に伴う不調に悩む方にとって、「ピル」という選択肢を一度は耳にしたことがあるかもしれません。 経口避妊薬(いわゆる「ピル」)は避妊目的で広く知られていますが、実際にはホルモンの変動を安定させる治療薬としての側面も持ちます。排卵を抑制し、月経周期を安定させることで、月経困難症、過多月経、月経前症候群(PMS)、子宮内膜症などの症状緩和にも用いられています。 ピルを検討する際には、「妊娠を防ぐ薬」という理解にとどまらず、ホルモン環境を整える治療の一つであるという視点も大切です。 目次 ピルの仕組みと種類(低用量・超低用量) 生活の質を支える治療選択肢 ニキビへの影響 安全性と長期的影響 使用にあたっての注意点 最後に 1.ピルの仕組みと種類(低用量・超低用量) ピルには主にエストロゲンとプロゲスチンが含まれています。これらは視床下部―下垂体―卵巣系にフィードバックをかけ、排卵を抑制します。排卵が起こらないことで急激なホルモン変動が抑えられ、子宮内膜の過度な増殖やプロスタグランジン産生の増加が抑制されます。その結果、月経痛の軽
6月29日


ピルを正しく知ろう:日本で普及が遅れる理由と上手な活用法
「生理痛で仕事や学業に支障が出る」「生理前のイライラが辛い」「確実な避妊方法を知りたい」このような悩みを抱える女性は少なくありません。婦人科のクリニックには、生理前後の症状や避妊に関する相談が多くあります。こうした悩みを解決する有効な選択肢の一つが「ピル」ですが、日本ではまだ十分に普及しているとは言えません。今回は、ピルについて正しく理解し、より快適な生活を送るための知識をお伝えします。 目次 ピルとは? 日本ではピルの普及が遅れている? ミニピルの効果・特徴 内服方法 まとめ ピルとは? ピルとは、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲスチンを配合した経口避妊薬です。1日1回決まった時間に服用することで排卵を抑制し、99%以上の高い避妊効果を発揮します。避妊だけでなく、生理痛の軽減、月経過多の改善、PMS(月経前症候群)の緩和、生理周期の安定化など、女性の生活の質を向上させる様々な効果が期待できます。近年では、プロゲスチン単体の「ミニピル」も認可され、より多くの女性が自分に合ったピルを選べるようになりました。 また、生理痛や月経前症状によ
6月9日


ミニピルとは?低用量ピルとは何が違う?
目次 そもそもピルとは? ミニピルとは? ミニピル内服で気を付けること まとめ そもそもピルとは? 我々がピルと呼んでいる薬剤はもともと避妊を目的に開発されたものであり、卵胞ホルモン(エストロゲン)および黄体ホルモン(プロゲスチン)からなる経口ホルモン剤になります。これらの薬剤は排卵を抑え、子宮内膜を薄くし、子宮頸管粘液を変化させることで高い避妊効果を発揮します。また月経困難症や子宮内膜症に伴う疼痛などを軽減する効果も明らかになり、それらに対する治療にも使用されるようになりました。 自費診療で避妊を目的とする場合、経口避妊薬(oral contraceptive、OC)、保険診療で月経困難症などの治療を目的に使用する場合、低用量ピル(low dose estrogen-progestin、LEP)と区別しています。 OC・LEPの副作用として、吐き気、乳房の張り、不正出血などが比較的よくみられますが、注意すべきものに血栓症があります。OC・LEPに含まれるエストロゲンの作用により血液が固まりやすくなり、まれに深部静脈血栓症や肺塞栓症を起こすこ
6月1日
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